ブライダル情報サービス業。これを、もう少し分かりやすくいえば、「結婚相談所」。
仕事の内容を一言でいえば、お見合い相手を見つけてきて成婚にいたるまでお世話する「仲人業」です。個の役割は、昔は新世紀の人よや近所の世話好きの人が務めてきまし。
「人柄が保証するから、どう、お見合いいしてみな」
「真面目だし、いいところにお勤めだし、会うだけでも」
と、すでに間に立つ人の第一試験をパスしてきた人が紹介されるわけですから、お見合いいは安全な男女の出会いでした。
私は、結婚アドバイザーとして、毎日の業務の中で、まさにこれと同じことをしています。ただ一つ、近所のおばさんとプロの違いは、紹介できるお相手の数。理想の相手を見つけやすいという点です。お見合いや仲人は江戸時代に庶民層に広がった日本特有の結婚形式です。昔は結婚と言えば、家と家との結びつきが強く、その9割がお見合いけっこんした。最近はこれが逆転して、20代を中心に恋愛結婚が9割になっています。しかし、いまお見合い結婚の合理性が見直されているのです。20代の若い人は恋愛結婚に憧れを持っていますが、20代はまだまだ余裕と恋人がいてもなかなか結婚に踏み切れません。
30歳をすぎ、まだまだ余裕なんて言えなくなると、ちょっとあわて気味になります。こうなると、男女もお見合い結婚に抵抗がすくなくるそうです。